日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第48回日本植物生理学会年会講演要旨集
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第2期ナショナルバイオリソース事業(NBRP)におけるシロイヌナズナリソース事業について
*小林 正智安部 洋井内 聖小林 俊弘
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p. 979

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抄録
生物研究にとってリソースは必要不可欠な要素であり、特にゲノム解析が終了したモデル生物においては膨大なリソースが整備され研究推進に貢献している。2002年度に開始されたナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)では動植物及び微生物の個体、細胞、遺伝子材料を保存するとともに国内外の研究者に配布してきた。植物リソースとしては、シロイヌナズナ/植物細胞・植物遺伝子(理研BRC)、イネ(遺伝研)、コムギ(京都大)、オオムギ(岡山大)、ミヤコグサ・ダイズ(宮崎大)、アサガオ(九州大)、広義キク属(広島大)、藻類(環境研)の各課題が選定されリソース事業を進めてきた。第1期NBRPの成功を受け、2007年度からは第2期のNBRPが開始される見通しとなり、本事業による生物研究への一層の貢献が期待されている。本発表ではNBRPの一環として理研BRCで進めてきたシロイヌナズナ/植物細胞・植物遺伝子の課題のこれまでの成果と現在進めているリソース高度化への取り組み、更には第2期NBRPにおける課題と計画について説明する。
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© 2007 日本植物生理学会
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