受動的な単眼運動視差からの奥行き知覚における移動周期の影響

大古 和也; 水科 晴樹; 陶山 史朗

doi:10.11485/itetr.41.2.0_77

41.02 情報ディスプレイ

セッションID: IDY2017-12

DOI https://doi.org/10.11485/itetr.41.2.0_77

会議情報

主催: 情報ディスプレイ

会議名: 情報ディスプレイ

開催日: 2017/01/26 - 2017/01/27

受動的な単眼運動視差からの奥行き知覚における移動周期の影響

*大古和也, 水科晴樹, 陶山史朗

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キーワード: 単眼運動視差, 奥行き知覚, 移動周期

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抄録

単眼運動視差において，頭部の移動周期を変化させることで，奥行き知覚特性に違いが生じることを明らかにした．頭部の能動的な移動と受動的な移動で，移動周期と移動幅を変化させて単眼奥行き知覚を評価した．頭部の移動幅が15 cmと5 cmと異なるにも拘らず，いずれの場合でも2.0 秒の移動周期において，最も良好な奥行き知覚特性が得られた．これから，運動視差による単眼奥行き知覚には，頭部の移動速度より移動周期が主な要因であり，刺激の運動方向が切り替わるまでの時間が影響していると考えられる．

責任著者(Corresponding author)

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