日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第49回日本植物生理学会年会講演要旨集
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一酸化窒素発生とヘモグロビン遺伝子の発現を指標としたミヤコグサの根粒菌の菌体成分に対する応答解析
*永田 真紀下田 宜司下田(笹倉) 芙裕子鈴木 章弘阿部 美紀子九町 健一東 四郎内海 俊樹
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p. 0196

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抄録
マメ科植物には, 全植物種に共通して保存されていると考えられるclass 1ヘモグロビン(Hb)と根粒特異的に機能するclass 2 Hbが存在する。Class 1 Hbは, 様々な刺激に応答して植物細胞内で発生する一酸化窒素(NO)との相互作用により, 植物の生理機能の調節している可能性がある。本研究では、NO発生とHbの遺伝子発現を指標に, ミヤコグサ根粒菌野生株、変異株及び病原菌に対するミヤコグサの応答を解析した。ミヤコグサの根に病原菌を接種した場合, 少なくとも接種24時間後までNOが持続的に発生したが, ミヤコグサのclass 1 Hb (LjHb1)は, 発現しなかった。共生根粒菌接種の場合, NOは一過的に発生し, それと同調してLjHb1が発現した。また, nodAC欠損変異株接種の場合, NOは一過的に発生したが, LjHb1発現は誘導されなかった。しかし, exo変異株接種時は, NOの発生とLjHb1発現はともに検出されなかった。ミヤコグサ根粒菌の粗LPSを添加すると, 一過的なNO発生とLjHb1の発現がみられた。精製した根粒菌LPSを添加すると, LPSを含む画分の添加4時間後にNO発生が観察でき, NO発生の誘導活性成分がLPSを含む画分に存在することが示唆された。現在, NO発生とLjHb1発現の誘導活性は同一画分によるか検討中である。
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© 2008 日本植物生理学会
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