日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第49回日本植物生理学会年会講演要旨集
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シロイヌナズナにおいて光合成遺伝子発現を負に制御する因子の解明
木村 亜有清水 正則山田 貴子小林 京子丹羽 康夫*小林 裕和
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p. 0385

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抄録
葉緑体は,光合成に加えて各種二次代謝活性を有し,さらに細胞内レドックス制御の観点からも重要である.葉緑体の機能分化の制御機構を解明する目的で,光合成遺伝子RBCS-3Bプロモーターの制御下にレポーター遺伝子を置き,この発現を指標にして,アクティベーション・タギングにより脱分化細胞においても光合成遺伝子が発現するcallus expression of RBCS (CES) 遺伝子群を見いだした (Plant Cell Physiol., 47, 319-331, 2006).これらと相対する制御として,細胞の緑化を抑制する遺伝子の探索を試みた.
カルス化培地の2,4-D およびカイネチン濃度を変化させることにより,3週間の培養によりカルスが緑化する条件を見いだした.上記レポーター遺伝子導入系統を用い,アクティベーション・タギングにより,カルスが脱緑化するdes (depressed expression of RBCS) 変異系統を選抜した.変異系統カルスからDNAを調製し,thermal asymmetric interlaced (TAIL)-PCRを行った.その結果,4遺伝子座が同定された.これら遺伝子座近傍の遺伝子発現をリアルタイムRT-PCRにより,また包括的遺伝子発現を25,000遺伝子対応22,500プローブセットArabidopsis ATH1 Genome Array (Affymetrix製) により解析した.
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© 2008 日本植物生理学会
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