日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第49回日本植物生理学会年会講演要旨集
会議情報

酸化ストレス下における、シアノバクテリア低分子量熱ショックタンパク質によるフィコシアニンと光化学系の安定化
Sakthivel Kollimalai渡邉 達郎*仲本 準
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 0481

詳細
抄録
低分子量熱ショックタンパク質(sHsp)は、モノマーのサイズが12から43kDaの比較的小さなHspで、alpha-crystallinドメインを有する。すべての生物界に存在する主要Hspの一つである。酸化ストレス下におけるsHspの役割を解明するために、メチルビオローゲンあるいは過酸化水素存在下におけるsHspの構成的発現株あるいはsHsp遺伝子破壊株の表現型を解析した。その結果、sHspがフィコビリソームを構成するフィコシアニンや光化学系などの光合成装置を酸化ストレス下で安定化することが明らかになった。
著者関連情報
© 2008 日本植物生理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top