日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第49回日本植物生理学会年会講演要旨集
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植物分子イメージングの試み(3):機能画像解析による温度変化が及ぼす光合成機能
*河地 有木石井 里美藤巻 秀鈴井 伸郎石岡 典子松橋 信平
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p. 0593

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抄録
植物の光合成機能の環境応答を生体組織・器官レベルで理解することは重要である。原子力機構高崎では植物中の炭素動態をポジトロンイメージング技術により可視化し、その動態を解析することで光合成機能を定量することに成功している。また、得られた動画像の画素毎の炭素動態を解析することで「二酸化炭素固定」および「光合成産物送り出し」の二つの光合成機能分布を提示する機能画像の作成も可能となった。本研究ではこの解析技術を用いて、同一個体が示す温度環境に応答する「二酸化炭素固定」および「光合成産物送り出し」の機能分布を明らかに。解析結果からは葉内組織の二酸化炭素拡散抵抗の分布や葉のソースとしての生理機能などの温度依存性を議論することができる。本研究は分子レベルの差異が植物の器官・組織レベルの生理機能に対して及ぼす影響を明示する、植物分子イメージングを実現した。
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© 2008 日本植物生理学会
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