日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第49回日本植物生理学会年会講演要旨集
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ABA依存性ストレス応答経路で働くNAC転写因子の翻訳後調節
*西山 りゑ藤田 美紀関 原明金 鐘明大野 陽子篠崎 一雄
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p. 0767

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抄録
アラビドプシスのゲノム中にNACドメインを持つNAC転写因子は100個以上存在するが、その内RD26を含めた6個のNAC転写因子が乾燥、ABA、高塩濃度により転写誘導され、ABAを介したストレス応答経路で働いている。RD26転写産物は、ストレス処理30分後に誘導されたのち、24時間以上大量に誘導され続ける。しかし、RD26抗体によるウェスタンブロット解析で、RD26タンパク質は転写産物ほど大量に蓄積しないことが分かった。このことから、RD26は転写レベル以外にタンパク質レベルでの制御系も存在する可能性が考えられた。RD26のホモログであるANACには、酵母two-hybridシステムで3つのRING型ユビキチン化酵素が結合することが報告されている。今回、新たに酵母two-hybrid解析を行い、RD26に結合するF-box型ユビキチン化酵素を同定した。これら4つのユビキチン化酵素は、BiFC解析によりin plantaでもRD26とANAC両方に結合することを示した。これらのユビキチン化酵素がNAC転写因子をタンパク質レベルで制御している可能性を検討した。ストレス誘導性NAC転写因子のタンパク質レベルでの解析と、これらのユビキチン化酵素のABA依存性ストレス応答経路での機能について報告する。
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© 2008 日本植物生理学会
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