日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第49回日本植物生理学会年会講演要旨集
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LC/MSを用いたイネ導管液中の2’-デオキシムギネ酸、ニコチアナミンの定量
*筧 雄介和田 泰明山口 五十麿高橋 美智子中西 啓仁森 敏西澤 直子
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p. 0903

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抄録
ニコチンアナミン(NA)は金属とキレートし高等植物において体内の金属輸送に関わる重要な物質である。また2’-デオキシムギネ酸(DMA)は三価鉄キレーターとしてイネ科植物における鉄吸収、輸送に関わる重要な物質である。これらの物質の存在量の測定は植物の金属吸収、輸送メカニズムを解明する上で非常に重要である。植物の金属の導管輸送には、アラビドプシスではクエン酸やヒスチジン、イネ科植物ではDMAやクエン酸などが主に関わっているとされている。しかし、液体クロマトグラフィー/エレクトロスプレーイオン化法飛行時間型質量分析計(LC/ESI-TOF-MS)を用いてイネの導管液を測定したところNAもまた導管液中に存在していた。NAはイネの導管液の中でも金属の配位子として輸送に関わっている可能性が高い。このLC/MSを用いた測定法ではアミノ基を誘導体化することにより微量のサンプルからでも高い精度でNAやDMAの量の測定ができる。本研究ではイネの導管液中のDMA、NAの量とその変化を調べたので報告する。
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© 2008 日本植物生理学会
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