日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第49回日本植物生理学会年会講演要旨集
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切り花に対する、素焼きの極性を有するセラミックボール(電位差20mVを有する)によって製造されたアルカリ性還元水の効果についての観察
*及川 胤昭渡辺 弘恵
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p. 0916

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抄録
当研究所では、高温無酸素、還元状態で水素プラズマ(H2↔H++H-)ができると仮定して、素焼きの極性を有するセラミックボールを作成し、そのセラミックボールの特性を詳細に検討した結果、約10年間かかりこのセラミックボールが水に接すると、初めの10~15分は水素ガスが放出しているが、最終的にpHとORPが安定して、pHは10前後、ORPは-250mVの状態になると安定状態に入る。
そして少なくとも24時間はpHを弱アルカリ性に保ち、ORPをマイナスレベルに保つことが明らかになるとともに、このような状態になると、いくらでも水素ガスが溶解することが出来ることを見出した。
このような状態特性を得た水が、植物にどのような影響を与えるのかを実験的に確かめてみた。その結果、切り花が6か月以上長持ちをすることなど、従来教科書には記載されていない、非常に不思議な現象を観察、確認、再現出来ることを突き止めた。
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© 2008 日本植物生理学会
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