抄録
当プロジェクトでは、矮性トマト品種マイクロトムの葉、果実および根に由来する5つのcDNAライブラリーと4つの完全長cDNAライブラリーからESTおよび完全長cDNAの解読を進めている。EST情報からは、非冗長な配列セット(Unigene, KTU)の構築を行うと共に、それらの機能アノテーションや代謝パスウェイ、ジーン・オントロジーとの関連付け、SNPおよびSSRの探索、cDNAマイクロアレイの設計およびマイクロアレイを用いた遺伝子発現データの収集を進めている。現在、KTU3 (Kazusa Tomato Unigene ver. 3)とそれらのアノテーションの情報を集積している。これらのトランスクリプトーム情報は構築・運営しているデータベースMiBASE(http://www.kazusa.or.jp/jsol/microtom/)より提供している。また、完全長cDNA情報を用いて、タンパク質機能ドメインなどの推定やゲノム・アノテーションを進めている。ここで、ゲノム構造の推定は、完全長cDNAとトマト・ゲノム解読プロジェクトから利用可能なゲノム配列との比較に基づく。これらの完全長cDNAとゲノム・アノテーションの情報はデータベースKaFTom (http://www.pgb.kazusa.or.jp/kaftom/)から閲覧が可能である。