抄録
Chl dを使い、700-730nmの光で、酸素発生型光合成をするシアノバクテリア Acaryochloris が宮下ら[1]により発見され14年、PSIではChl dとChl d‘2量体が反応中心P740を形成し[2]、光化学系IIではChl d2量体[3-5]かChl d/Chl aのヘテロ2量体[6]が光反応をすると、推定されています。では、吸収波長が30nmもずれているのに、どうしてうまくいくの?不思議ですね。アミノ酸配列は殆ど変わっていない! divinylChl a変異株や、アカリオクロリスのバラエテーを遺伝子、タンパク、色素状態などについて検討してみました。パラオのラグーンや群体ホヤは、ガラパゴスの島々のように不思議な変異をもたらしました。未発表データをもとにもう一度考えてみました。エッ、何でガラパゴスかって?1.Miyashita, H., et al. (1996). 2. Hu, Q., et al. (1998). 3. Itoh, S., et. al (2002). 4. Itoh, S. et al (2007) 5. Tomo T. et al (2007) 6. Schlodder, E. et al.(2007)