日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第52回日本植物生理学会年会要旨集
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2種類の異なるイネキチン受容体とその相互作用解析
*高見澤 大介清水 健雄佐藤 圭早船 真広賀来 華江渋谷 直人
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p. 0794

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抄録
植物は微生物の持つ特有な分子パターン(MAMPs)を認識し様々な防御応答反応を誘導する。これまで我々はMAMPであるキチンの防御応答系に関与する2種類の受容体CEBiP/OsCERK1を同定し、両分子がキチンエリシターの受容とシグナル伝達に重要な役割をもつことを明らかにした1,2)。またこれらの受容体はホモ及びヘテロ二量体を形成する潜在的能力を持ち、イネ原形質膜上ではOsCERK1は主として単量体、CEBiPは単量体及びホモ二量体で局在することを示した。さらに特異抗体を用いた免疫沈降反応の結果、CEBiPとOsCERK1はキチンエリシター依存的に受容体複合体を形成することを明らかにした。CEBiPは細胞内領域を所持していないが、GPIアンカー型タンパク質と推定されるω配列を持っていた。そこでイネMF画分をホスホリパーゼCで処理した結果、CEBiPは酵素により切断され膜画分から遊離し、OsCERK1は切断されなかった。この結果はCEBiPがGPIアンカー型受容体であることを示唆し、OsCERK1とは異なる形状で原形質膜上に局在することを明らかにした。さらに我々はイネの原形質膜上の脂質ラフトにCEBiPが存在することを確認し、その詳細についても報告する。
1) Kaku et al. PNAS(2006)
2) Shimizu et al. Plant J.(2010)
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© 2011 日本植物生理学会
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