日本小児放射線学会雑誌
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特集 第61回日本小児放射線学会学術集会“Collaboration and Progress:協働と進歩”より
小児膵胆管疾患・膵損傷におけるERCPによる診断と治療
幸地 克憲 中田 千香子文田 貴志加賀谷 啓太
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2026 年 42 巻 1 号 p. 29-37

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抄録

小児における内視鏡的逆行性胆管膵管造影(endoscopic retrograde cholangiopancreatography; ERCP)は,その手技,小児の体格に合うスコープの問題,全身麻酔を要するなど制約が多い.近年,画像検査装置の機能向上により,より精細な肝胆道・膵管の画像が得られるようになり,小児ERCPの施行頻度は少なくなった.一方,体格の小さな小児では,得られた画像で診断に迷うことがあるのも事実である.成人領域では,ERCP処置具の開発が進むとともに,重症急性膵炎後walled-off necrosisに対する内視鏡的治療も行われるようになった.処置具に関しては,小児領域での応用が可能であり,小児におけるERCPは,単に診断するだけではなく,各種疾患,外傷にも応用可能と考えられる.本稿では,小児肝胆道・膵疾患や主膵管損傷におけるERCPによる診断とその治療について述べる.

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