写真測量とリモートセンシング
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海水の分光反射特性と水質の関係について
―Kubelka-Munkモデルを利用した海水の反射特性の推定―
菅原 由紀夫
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1981 年 20 巻 4 号 p. 14-22

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抄録
水質の変化に伴う分光反射特性の変化を把握するために, Kubelka-Munkの二定数モデルを導入した拡散体の散乱・吸収係数を推定する簡単な解析方法を考案した。同方法により, 海面上から計る分光反射特性と室内で計る分光透過特性から光学定数を得ることができる。得た散乱・吸収係数値と水質の関係を統計計算により求め, この関係を利用することで水質から分光反射特性を推定することが可能となった。研究対象とした水質項目は, 植物色素と水の濁りである。
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© 社団法人 日本写真測量学会
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