写真測量とリモートセンシング
Online ISSN : 1883-9061
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リニアアレイセンサによる数値地形モデルの自動作成に関するシミュレーション
村井 俊治柴崎 亮介
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1984 年 23 巻 3 号 p. 13-21

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抄録

1980年代に打上げを予定されている衛星のうち, ステレオサット (米) , スポット (仏) は地上解像力が10~20mのリニアアレイセンサを搭載し, ステレオ画像による地形の三次元測定が可能と言われ, 同時に収集されるマルチスペクトルデータとあわせて, 特に開発途上諸国における地域計画等にきわめて有用な情報を提供することが期待されている。しかしながら, リニアアレイセンサによるステレオ画像より三次元測定を行うためにはセンサの位置, 姿勢を時間の関数として求め, 膨大な数のステレオ対応点の画像座標を測定する必要がある。本研究はステレオサット型のリニアアレイセンサによる地形の三次元測定と数値地形モデルの作成を電子計算機により自動的に行う手法を開発し, その地形モデルの計測精度をシミュレーションにより評価したものである。

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© 社団法人 日本写真測量学会
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