抄録
「はやぶさ」の成果と技術を継承する次期小天体探査を検討するワーキンググループが、今年3月に発足した。全国約150名のメンバーを「ミッションデザイン」「航法誘導制御」「オービターサイエンス」「サンプリング」「表面探査パッケージ」の課題別にサブグループに分け、2006年度中のミッション提案を目指している。現在は、例えばC型小惑星で層序情報を保持した試料を採取する技術や、産状を観察できるローバなどを戦略的に検討している。本講演ではミッションの意義、探査対象に関する議論を整理し、開発の進捗を報告する。