日本惑星科学会秋季講演会予稿集
日本惑星科学会2004年秋季講演会予稿集
セッションID: 102
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オーラルセッション 1 10月14日(木) 9:00~10:31
火星の中緯度に観察される南北方向における非対称な急斜面の頻度:二酸化炭素の雪崩による浸食の可能性
*石井 徹之宮本 英昭佐々木 晶
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抄録
レーザー高度計 (MOLA) データの解析により、火星の中緯度 (30°-50°) において、赤道向きの急斜面 (>20°) の頻度が極向きの急斜面の頻度より卓越していることがわかった。これは、極向きの急斜面が卓越して浸食され平坦化していることを示すだろう。本研究では、急斜面の浸食メカニズムを制約するために、異なった時代に形成されたクレータの南北壁面の傾斜角を MOLA データを用いて測定し、急斜面の非対称性の形成年代の広がりを推定する。
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© 2004 日本惑星科学会
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