主催: 日本惑星科学会2004年秋季年会実行委員会
北海道大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻
国立環境研究所
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初期の火星はCO2氷雲の散乱温室効果によって温暖湿潤であった可能性が提案されているが, 温暖な大気中では雲は強い赤外加熱を受け蒸発する可能性がある. 本研究では温暖な CO2-H2O 大気における雲の散乱温室効果とその安定性を放射伝達計算により検討した.結果は雲の粒径や雲厚に強く依存するが粒径 10μm, 可視光に対する光学的厚さ 1.5 前後の場合に大気圧が約 1 気圧以上であれば雲は蒸発せず, 地表面温度は水の融点以上を保たれる.
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