主催: 日本惑星科学会2005年秋季年会実行委員会
はやぶさ探査衛星によるS型小惑星イトカワの可視・近赤外分光マッピングによる表面鉱物組成・隕石型の同定のために、イトカワの候補物質であるLおよびLLコンドライトの可視・近赤外反射スペクトルデータの取得およびそのモデル化の研究を開始した。宇宙風化効果を含めた修正ガウス関数モデルによる吸収バンドパラメーターの導出は強力な手法であるが、限られたデータによるその解の安定性に問題がある。混合モデルによるカーブフィットは、実験室データの質と量によっては、安定した信頼のおける結果を期待できる。