日本惑星科学会秋季講演会予稿集
日本惑星科学会2005年秋季講演会予稿集
セッションID: 1429
会議情報

水星ナトリウムテールの起源:数値計算による考察
*園部 彩三澤 浩昭森岡 昭岡野 章一
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
水星は月と同様、非常に希薄な大気を有し、大気は惑星表面・磁気圏との相互作用により保持されている。観測が困難であるためにその詳細はよく知られていないが、大気を構成する一成分であるNaは明るい発光を示すため、地上観測により大気分布形状等の研究が進んでいる。本研究では、このNa大気の特に反太陽側に広域に渡って分布する成分(ナトリウムテール)に着目し、Na原子の分布について数値計算を行なっている。計算値と観測値(Potter et al.,2002)を比較することで、大気を構成するNa原子の惑星表面からの放出機構、即ち、Na原子の起源を量的に考察する。
著者関連情報
© 2005 日本惑星科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top