日本惑星科学会秋季講演会予稿集
日本惑星科学会2006年秋季講演会予稿集
セッションID: P26
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ポスターセッション
エウロパ表面の潮汐応力に及ぼす非同期回転の効果:表面のレオロジーに与える制約の再検討
*原田 雄司
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抄録
エウロパの非同期回転に伴なう粘弾性潮汐変形のモデル計算を行なった.そしてモデル計算を踏まえて,エウロパにおける地質学的状況証拠,非同期回転周期,及び表面の氷のレオロジーの関連性について考察を行なった.その結果,エウロパの表面粘性は1019 ~ 1020 Pa.sである事が示唆された.本研究の考え方は,固体天体においてテクトニクスを通じて表面粘性を見積もる事が出来る可能性を示した.
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© 2006 日本惑星科学会
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