抄録
微惑星形成過程において微粒子集合体の焼結は1つの重要な物性の変化である。Poppe(2003)は高空隙率微粒子集合体(粒径1.5μmのシリカ粒子)を用いて、焼結の温度・時間依存性について実験的研究を行った。本研究では、より低空隙率の微粒子集合体(粒径10μmのシリカ粒子)を用いて、焼結の温度・時間依存性の違いと、焼結による微粒子集合体の強度変化を調べた。さらに焼結後のサンプル強度を測定するために一軸圧縮試験を行った。講演では粒径が1μmを中心として分布をもつ場合の予備的な結果も含めて報告する。