主催: 日本惑星科学会2007年秋季年会実行委員会
比較的安価な小型月着陸実験機でピンポイントに月面の目標地点に着陸し,科学探査を行う小型ミッションを検討している.観測機器の重量制限,ミッション期間が最長で月の昼間に限定,月の表側のみに着陸可能など,制約は多い.しかし,単目的でも小回りの利く探査は,大型で高価な周回衛星や着陸機と相補的な役割を果たすことができ,さらに将来の惑星表面探査への技術ステップとしても重要性は高い.本研究では、小型月着陸機による探査構想とミッション候補の検討、搭載機器の可能性を検討した結果を報告する。