日本惑星科学会秋季講演会予稿集
日本惑星科学会2007年秋季講演会予稿集
セッションID: 303
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オーラルセッション 8 衝突・月物理探査
9月27日(木) 9:00-10:39
氷クレーターの形成に伴う衝突残留熱に関する実験的研究
*荒川 政彦保井 みなみ
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抄録
氷の高速度衝突時における温度上昇は、氷天体の集積加熱やクレーターの粘性緩和の熱源として重要である。そこで本研究では、衝突クレーター形成実験を行い、衝突後のクレーターの上昇温度を赤外線ビデオカメラで実測した。そして観測される温度履歴から、弾丸の運動エネルギーから熱エネルギーへの変換効率を求めることを試みた。クレーター孔に蓄積された衝突残留熱を赤外線ビデオ画像から見積もった結果、弾丸の運動エネルギーの1%―10%が衝突残留熱に分配されることがわかった。
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© 2007 日本惑星科学会
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