日本惑星科学会秋季講演会予稿集
日本惑星科学会2007年秋季講演会予稿集
セッションID: 344
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オーラルセッション 13 ガス惑星・惑星大気
9月27日(木) 17:10-18:49
大気大循環モデルを用いた同期回転惑星大気の数値計算
*石渡 正樹中島 健介森川 靖大高橋 芳幸小高 正嗣倉本 圭林 祥介
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抄録
中心星の近傍に存在する惑星は, 強い潮汐力により同期回転をしていると考えられる. 同期回転惑星では, 常に入射放射を受ける昼半球と入射放射が無い夜半球が存在する. Joshi et al.(1997)は, 大気大循環モデルを用いた同期回転惑星の数値計算を行ったが, 二酸化炭素大気しか扱っていない. 本研究では水蒸気を含む場合について数値計算を行い, 同期回転惑星大気における熱輸送に関する調査を行った. その結果, 昼半球と夜半球の間の東西熱輸送は, 赤道域では赤道波を, 中高緯度域では傾圧不安定擾乱を介してなされることがわかった.
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© 2007 日本惑星科学会
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