埼玉理学療法
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研究と報告
脳卒中片麻痺患者における歩行能力とBerg Balance Scaleの関係
丸谷 康平杉本 諭
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2005 年 12 巻 1 号 p. 58-62

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抄録
老人保健施設に入所する脳卒中片麻痺患者を対象として歩行能力別に非自立群,屋内自立群,屋外自立群に分類し,歩行能力とBerg Balance Scaleの下位14項目および他の要因との関連性について重回帰分析を用いて検討した。その結果,歩行能力に強く影響を与える因子として「一回転」,「移乗」が選択された。以上より,上記2項目のような動的バランス能力の向上が,歩行能力の改善に有用であると示唆された。
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© 2005 社団法人 埼玉県理学療法士会
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