日本臨床薬理学会学術総会抄録集
Online ISSN : 2436-5580
第45回日本臨床薬理学会学術総会
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一般演題(ポスター)
臨床研究企画・運営の負担に関するアンケート - 第2報 -
太田 有紀酒井 麻未木田 圭亮武半 優子大滝 正訓小林 司飯利 太朗松本 直樹
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p. 91-

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抄録

【目的】臨床研究の企画・運営には、遵守すべき法、省令や指針があり、多くの専門的な知識が必要である。加えて、倫理審査手続き、臨床研究に伴う施設内手順の整備等も必要であり、研究協力者等の支援者の存在は欠かせない。しかしながら、費用や時間的な制限、人材不足等により支援体制は十分ではない。そこで、どのような課題があり、どのような支援を必要としているか、本学における現状を明らかにし、研究実施時の負担を軽減する対策を検討することを目的として調査を実施した。【方法】聖マリアンナ医科大学および大学附属病院所属者に対して、2023年11月7日~12月31日の間オンラインアンケートを実施した。アンケートは、研究を実施する立場あるいは研究を支援する立場の者から回答いただいた。【結果・考察】アンケートの回答は109名から得られ、そのうち研究を実施する立場の者(研究者)は64.2%(70名)、研究を支援する立場の者(支援者)は35.8%(39名)であった。研究者は、統計解析やモニタリングの専門的な事項に関する書類作成に対して、また、各種の手続き等については、総じて「支援が必要」との回答が多かった。不足している人材としては、臨床研究コーディネーター、事務局業務担当者(書類対応)、生物統計学者の順に多く、各種の書類作成、倫理委員会等の手続き対応、書類整理の順に支援を希望していた。支援者が支援可能と回答した業務は、書類整理、倫理委員会等の手続き対応、書類作成の順に多く、支援を希望する業務と一致していた。これらの業務は、支援者の専門分野に依存しない比較的分担が容易な業務であった。支援する者の絶対数が不足しているのであれば、人材育成が必要となるが、気軽に相談ができる場所や共通マニュアル等を整備することで解決できる可能性があると考えられる。今回のアンケートからいくつかの課題が明らかになったが、全ての課題を解決するのは容易ではない。段階的に対策を講じていくことで、臨床研究の活性化につなげたい。【結論】アンケート調査により、本学の研究者と支援者の現状や課題が明らかになった。小さな対策から問題点の改善につなげられる可能性を見出した。

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