日本臨床薬理学会学術総会抄録集
Online ISSN : 2436-5580
第46回日本臨床薬理学会学術総会
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シンポジウム
臨床薬理学認定薬剤師として、変化の時代に挑む。
神山 直也
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p. 23-

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抄録

演者は2022年に臨床薬理学認定薬剤師試験を受験し、2023年より認定薬剤師となった。この学会を知るきっかけは2012年の薬剤部から治験支援センター(当時)への異動であり、認定CRC制度を有し医療機関における治験・臨床研究の実施における報告や研究発表に触れることのできる学会であることに強く興味を持った。2016年に臨床薬理研究振興財団の臨床薬理学集中講座が「復活」すると聞き、参加を強く願い出たことは今思うと人生におけるターニングポイントだったと感じる。2017年にはAMEDへの出向の機会にも恵まれ、産官学には常識の違いや大事にしていることに違いはあってもそれぞれに熱い思いで仕事していることに感銘を受けた。帰任後はFIH医師主導治験の治験薬製造の管理など、臨床試験におけるプロジェクトマネジメントを軸に経験を積んだ。コロナ禍において人々の交流が大幅に制限される中で、DIA PM Communityのメンバーは逆境を逆手に取ってWebinarを積極的に企画していたことから、背中を押される形で「アカデミアPMカフェ」を仲間と企画し、運営を行った。北海道旭川からでも全国の仲間とつながることを経験し、従来の枠組みにとらわれないフラットな交流が、これからの時代の関係性のベースになるものと思いを強くした。臨床薬理学集中講座の受講者ネットワークによる研究もこうしたなかで関わったプロジェクトのひとつであり、フルリモートでも参加者それぞれが熱意を傾けることで研究チームが成立することを体感した。その後も、業種に関係なく治験・医療DXでわくわくする未来を切り拓こうとする任意団体「Metaverse Medical Challange(Me2C)」の立ち上げに関わり、メタバース空間を利用したシンポジウムや匿名性を利用したCRC交流会の開催まで実施することができた。 情報へのアクセスが容易になり、人とのコミュニケーションの障壁が下がるなかで、臨床薬理学に限らず学問を次の世代に伝えていくには面白さを伝え、皆で楽しみながら発展させていく姿勢がより一層重要になると思われる。認定薬剤師はそうした学びの中の一つのマイルストーンであり、仲間同士で高めあい、それを見た次世代を担う若者が自然と目標とするようなものとなっていくことを願っている。

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