日本臨床薬理学会学術総会抄録集
Online ISSN : 2436-5580
第46回日本臨床薬理学会学術総会
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シンポジウム
学会の未来を考える:CRCによる学会活動活性化と貢献を目指して
竹ノ下 祥子
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p. 95-

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抄録

新GCP制定当時、日本臨床薬理学会、すなわちClinical Pharmacology &Therapeutics を掲げた本学会は、CRCを始めた私にとって医薬品開発に関する規制、倫理、研究デザインなどに加え、薬物治療についても、深く学び、新たな知見を得る場であった。その後も、国際共同試験やEDC、統一書式など、次から次へとやってくる新たな波に対応するため、本学会で学び続け、その得た知識を、必死に業務に結び付けてきたように思う。 臨床研究におけるCRCの必要性・重要性が浸透し、本学会がCRCテキストブックを発行し、認定CRC制度を開始した頃からは、本学会に参加あるいは発表をするCRCが一段と増えたと感じた。CRCの中には、その専門知識と経験が評価され、プロジェクトマネージャー、モニターなど様々な臨床研究の支援業務を行い、また組織の中では、教育的立場として人材育成を行うなど、さらにキャリアを広げるCRCも増えている。 本学会の掲げるミッションとCRCの関係を考えてみると、「質の高い臨床研究の実現」、「医薬品開発の推進」はCRCの使命、役割そのものである。 それならば、本学会のミッション遂行はCRCにとっても重要で不可欠なものであるが、各CRCが施設の中で、あるいは組織の中でこれらミッションを実行していても、学会の活性化にはつながりにくい。新たに施設を超えたネットワークを構築するなど連携して学会活動を始められれば、学会に大きく貢献でき、またCRC自身の新たなキャリアになると考える。しかし、CRCの役割・重要性が施設・組織の中で増しているが故に、「学会活動が業務として認められない」、「平日に開催される学会には参加が難しい」、という声も多く聞く。 そこで、CRCを取り巻く環境や学会活動を行う上での課題、CRCの立場で挑戦したい具体的な活動案、学会活動という新たなキャリアパスの魅力について、事前に本学会のCRC数名と意見交換を行い、当日はその内容を紹介しながら、CRCの立場で考える本学会の未来について議論を深めたい。

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