琉球大学医学部第1内科
2001 年 10 巻 3 号 p. 342-347
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人工呼吸管理中の患者に発症する院内肺炎はventilator-associated pneumonia (VAP) と総称される.人工呼吸管理症例の約10%に合併し,その予後は通常の院内肺炎と比べてもきわめて不良である.VAP発症危険因子の評価と解決により発症を予防し,また定期的な胸部X線検査やVAPを示唆する臨床所見の出現に常に留意し,早期発見と起炎菌の検出に基づく適切な抗生剤治療に努めねばならない.
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