東北大学医学系研究科内部障害学分野
東北大学呼吸器再建分野
2001 年 11 巻 2 号 p. 263-268
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本邦初の脳死肺移植症例の術前後のリハビリテーション(リハビリ)を経験した.症例は39歳女性.肺リンパ脈管筋腫症による慢性呼吸不全により1999年5月より当科で移植前リハビリを開始した.2000年3月に脳死肺移植(右片肺)を施行.移植6ヵ月後には室内気下での6分歩行距離は400mまで回復し,職場復帰を果たした.移植1年後も状態は安定している.本症例の経過を追いつつ,今後の移植に備えた体制をさらに充実させたい.
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