日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2189-4760
Print ISSN : 1881-7319
ISSN-L : 1881-7319
シンポジウムⅠ
追加発言 呼吸機能障害評価基準をめぐって
―小児神経内科の立場から―
石川 悠加
著者情報
ジャーナル フリー

2002 年 12 巻 2 号 p. 186-190

詳細
抄録

小児期発症の神経筋疾患における呼吸機能障害評価基準の課題として,まず,肺機能検査には,6歳程度の理解度を要する.また,発育障害や痩せも多く,体重に基づく指標や,年齢と身長(アームスパンで代用)を用いるBaldwinの式では不適切なことが考えられる.今後,児の肺や胸郭の発達も考えた呼吸機能障害のマネージメントに,呼吸機能評価をどのように活用するのか,本邦小児の標準値を蓄積しながら検討を要する.

著者関連情報
© 2002 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
前の記事 次の記事
feedback
Top