日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2189-4760
Print ISSN : 1881-7319
ISSN-L : 1881-7319
原著
教育に重点をおき低頻度で実施した包括的外来呼吸リハビリテーションの効果
三塚 由佳高橋 識至田中 一徳工藤 良恵山崎 敦子河村 智子桜井 忍堀井 厚子
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2003 年 12 巻 3 号 p. 334-338

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抄録

COPDの包括的外来呼吸リハビリテーションを,教育に重点をおき,低頻度(1期:月1回5ヵ月間の教育,2期:月2回6ヵ月間の運動療法および指導)で実施し,その効果を検討した.運動療法開始6ヵ月後で,HRQOL,ADL,運動耐容能,平均1日歩数は有意に改善し,特に歩数継続増加群では高いHRQOL改善度がみられた.低頻度の外来介入であっても,教育を重点化することにより有効なプログラムとなりうる可能性が示唆された.

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© 2003 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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