大阪大学医学部附属病院理学療法部
大阪大学大学院医学系研究科臓器制御外科
獨協医科大学胸部外科
2003 年 12 巻 3 号 p. 330-333
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脳死両側片肺移植患者に対する作業療法を経験した.症例は原発性肺高血圧症の31歳の男性であった.術後,劇的な機能改善を認めたが,免疫抑制療法に伴う感染対策や職種の変更などのライフスタイルの再構築を必要とした.作業療法は日常生活場面での感染対策の指導,職業関連活動訓練を中心に実施し,術後7ヵ月で事務職での職業復帰に至った.肺移植後の社会復帰に向けた作業療法の介入は有用であったと考えられた.
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