大阪大学医学部附属病院理学療法部 神戸大学大学院医学系研究科保健学専攻
国立療養所刀根山病院リハビリテーション科
神戸大学大学院医学系研究科保健学専攻
2003 年 13 巻 2 号 p. 300-306
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腹式呼吸(横隔膜呼吸)により,1回換気量の増加,呼吸数・酸素換気当量・死腔換気率の減少,さらにPaO2 上昇やPaCO2 減少が報告されている.呼吸補助筋の収縮抑制と胸腹部運動の同期性を伴った意識下での呼吸コントロールが成功したときに,腹式呼吸は,換気効率を改善し,呼吸困難感を緩和する可能性がある.しかし,安定期COPD患者では,必ずしも完全な腹式呼吸パターン習得がその目標にはならない.
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