日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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特別シンポジウム
職域での睡眠時無呼吸症候群と労働衛生対策
津田 徹岡部 由紀子北村 拓朗日野 義之森本 泰夫城戸 優光
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2004 年 13 巻 3 号 p. 440-443

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抄録

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は作業中の事故,生産性の低下を引き起こす労働衛生上の大きな問題であり,潜在患者の早期発見と治療は生活習慣病の予防や医療費の削減にも寄与すると考えられる.睡眠呼吸障害と労働災害,職域でのスクリーニングの実際と啓発活動,体重増加がSASのリスクを高めることをふまえ,生活習慣病予防とリンクした対策の重要性,労働衛生マネージメントシステム,睡眠呼吸障害ネットワークについて言及した.

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© 2004 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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