肺癌肺葉切除術におけるクリニカルパスの有用性

田平 一行; 関川 則子; 木村 厚雄; 奥道 恒夫; 倉岡 敏彦; 岩城 基; 河戸 誠司

doi:10.15032/jsrcr.15.3_428

原著

肺癌肺葉切除術におけるクリニカルパスの有用性

田平一行, 関川則子, 木村厚雄, 奥道恒夫, 倉岡敏彦, 岩城基, 河戸誠司

著者情報

キーワード: 肺切除術, リハビリ, クリニカルパス, チーム医療

ジャーナルフリー

2006 年 15 巻 3 号 p. 428-433

DOI https://doi.org/10.15032/jsrcr.15.3_428

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抄録

開胸による肺癌肺葉切除術におけるクリニカルパス導入の効果について，パス導入前後で比較検討した．肺合併症の出現率には差を認めなかったが，パス群において在院日数が減少し，酸素吸入期間，離床期間にも有意な短縮がみられた．従来報告されている在院日数の短縮など医療費に関する面だけでなく，早期離床などリハビリの観点からもパスは有用と思われた．

責任著者(Corresponding author)

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