日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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イブニングセミナーⅡ
日本人ではOSAHSの発症に顎顔面形態の違いが影響する?
髙井 雄二郎
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2006 年 15 巻 4 号 p. 557-562

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抄録

閉塞型睡眠時無呼吸低呼吸症候群(OSAHS)の発症因子として最も重要なものは肥満とされているが,日本人患者の約3割は非肥満者であり,欧米と異なる理由として顎顔面形態リスクの存在がある.評価は通常セファロメトリー分析によりなされるが,非専門医にとって判定には設備が必要であり,また修練を要する.顔写真からある程度のリスクが読み取れれば有用と考え,われわれはデジタル顔写真の「平均顔」を作成し,OSAHA患者における顔の特徴について検討した.

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© 2006 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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