日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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ランチョンセミナーⅤ
急性期におけるNPPV療法の現状と今後について
上田 康晴
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2007 年 17 巻 1 号 p. 15-24

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抄録

頸髄損傷患者の呼吸管理は,気管挿管下での人工呼吸管理か早期気管切開での管理が大半であった.NPPVによる呼吸管理も十分なマンパワーがあれば有効である.脊髄損傷患者にNPPVを使用する目的は,まず第一に早期の人工呼吸器からの離脱であり,第二に患者のQOLの向上である.そのポイントは,ICU専門医師とのチームワークやマンツーマンでの看護を可能にするマンパワーの確保,さらに患者の承諾と協力だと思われる.

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© 2007 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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