2007 年 17 巻 1 号 p. 28-34
養護老人ホームで生活する呼吸器疾患のない女性高齢者41名に対する低負荷集団的運動プログラムの8ヵ月の効果を,参加率によって4群間で比較した(参加なし/C群,週1回/W1群,週2回/W2群,要援護高齢者/F群).%肺活量と1秒率,5m歩行速度はW1群とF群で,最大吸気筋力はW2群とF群で有意に改善していた.C群の5m歩行速度のみ8ヵ月後で有意低下がみられた(p<0.05).低負荷運動の継続実施で呼吸・歩行機能の維持を期待できる可能性が示唆された.