日本医科大学呼吸ケアクリニック
2008 年 18 巻 2 号 p. 117-121
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慢性閉塞性肺疾患(COPD)ではうつ傾向がよくみられ,重要な合併症の一つである.うつ症状は呼吸リハビリテーションにおけるセルフマネジメント能力を妨げ,COPDの治療の効率やQOLおよび生存率の低下,入院期間の延長につながる.禁煙の成功率にも悪影響を及ぼす.
既報告の論文をもとに,COPD の病態,診断,治療という見地からうつに対する診断,治療として薬物,非薬物療法の現状と問題点について総括した.
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