2009 年 19 巻 1 号 p. 3-6
Chronic Obstructive Pulmonary Disease(以下COPD)に対するNoninvasive Positive Pressure Ventilation(以下NPPV)呼吸ケアは,胸郭運動だけでなく肺の内部障害が高度であり,病態生理に基づいた至適設定が必須である.さらにNoninvasiveとInvasiveの違いは,挿管するかしないか? つまり,自前の気道か,人工気道かの違いである.そこで,この自前の気道をいかにうまく用い,至適設定ができるか? ここにNPPVのコツと落とし穴があると思われる.