日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2189-4760
Print ISSN : 1881-7319
ISSN-L : 1881-7319
症例報告
人工呼吸器併用の運動療法が有効であった急性間質性肺炎の1例
山田 かおり横山 俊樹山本 洋小池 康志池川 香代子中野 和美塩原 まゆみ藤本 圭作久保 惠嗣
著者情報
ジャーナル フリー

2009 年 19 巻 2 号 p. 171-174

詳細
抄録

重症急性呼吸不全では,急性期治療後にも肺の線維化による低肺機能のため回復が困難なことがある.今回われわれは回復期において人工呼吸器下歩行訓練を施行した患者を経験した.症例は65歳,男性.薬剤性の急性間質性肺炎として集中治療を行ったが,回復後に低肺機能を残した.通常のリハビリテーションでは呼吸困難感が強く回復困難だったため気管切開口より人工呼吸器を装着し歩行訓練を施行し,人工呼吸器離脱,独歩退院した.

著者関連情報
© 2009 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
前の記事 次の記事
feedback
Top