日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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症例報告
肺容量減少術後7年間の在宅運動状況を調査しえた慢性閉塞性肺疾患患者の1例
原 信子越智 寿美江柴山 卓夫多田 敦彦
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2009 年 19 巻 2 号 p. 166-170

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抄録

肺容量減少術を行って7年が経過する慢性閉塞性肺疾患患者に対し,在宅における運動状況の聞き取り調査を行った.内容は歩行,買い物,下肢筋力トレーニング等であり7年間変化がなかったが,歩行数は当初1日に2万歩程度であったものが,術後3年目から1万歩程度に,7年目には7500歩程度と減少していた.運動の継続には公園での歩行,屋外での趣味,友人との外出,時間的余裕などの要因が有利に働いていたことがうかがわれた.

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© 2009 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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