日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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シンポジウムⅢ
間質性肺炎患者に対する呼吸リハビリテーションの現状と課題
神津 玲迎 寛坂本 憲穂Sue Jenkins花田 匡利千住 秀明河野 茂
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2010 年 20 巻 1 号 p. 14-18

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抄録
間質性肺炎患者に対する呼吸リハビリテーションの必要性は高く,最近のいくつかの臨床研究によってその有効性が示され始めている.しかし,COPDと同一の呼吸リハビリテーションプログラムによる効果は限られている場合もあり,特に病状が進行し,高度の低酸素血症と呼吸困難によってADLが制限されている場合には,COPDとは異なる考え方や方法論を考慮すべきである.今後,病態や重症度を吟味したうえで,疾患特異性や病期に応じたプログラムの確立が必要である.
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© 2010 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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