千葉大学医学部呼吸器内科
2010 年 20 巻 2 号 p. 129-133
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慢性閉塞性肺疾患・気管支喘息などの慢性呼吸器疾患の増悪を抑制するための戦略は,1)気道炎症を可能な限り改善しておく,2)気道感染を予防する,3)心機能を保つ,に大別される.薬物療法の観点で考えると,気道感染の予防には去痰薬に分類されているカルボシステインが有用である.カルボシステインは,気道上皮細胞に対するウイルスエントリーインヒビターの役割を有しており,臨床的にも増悪抑制に有用である.
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