日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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シンポジウムⅣ
運動療法と栄養療法の展開
高橋 仁美菅原 慶勇本間 光信佐竹 將宏塩谷 隆信
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2011 年 21 巻 1 号 p. 2-7

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抄録

COPD患者が健常人レベルの6分間歩行距離が得られるために必要な因子について多重ロジスティック回帰分析を行った.結果,大腿四頭筋のWBIが0.6以上と栄養状態が%IBWで90%以上の改善が必要であると考えられた.また,当院で行っている低強度の運動療法に積極的な栄養療法を併用した呼吸リハビリテーションを紹介した.これらの併用療法は,COPDの全身性炎症の改善と骨格筋機能の向上の可能性があると考えられた.

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© 2011 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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