日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2189-4760
Print ISSN : 1881-7319
ISSN-L : 1881-7319
原著
Cough Peak Flow測定の信頼性と妥当性
山川 梨絵横山 仁志武市 尚也石阪 姿子渡邉 陽介横山 有里
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キーワード: cough peak flow, 信頼性, 妥当性
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2012 年 22 巻 1 号 p. 110-114

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抄録

咳嗽時の最大呼気流速(CPF)における測定の信頼性と妥当性について,入院患者145名を対象に検証した.その結果,検者内,検者間の級内相関係数は,ともに0.97と優秀であった(p<0.05).また,CPF値と呼吸機能の各指標との間には,有意な正相関を認め(r=0.51~0.86,p<0.05),排痰能力とも密接な関連を認めた(F=37.0,p<0.05).よって,CPF測定は優れた信頼性を有し,咳嗽の強さや排痰能力を良好に反映する評価指標であることが明らかとなった.

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© 2012 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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