抄録
三島社会保険病院は静岡県三島市の中核病院である.2009年度より呼吸器内科医師と理学療法士,看護師,管理栄養士等で構成される包括的呼吸リハビリテーション支援チームを結成し,同時に呼吸リハビリテーション専門外来を開設した.呼吸リハビリテーションプログラムは,評価,運動療法,教育・指導(病態,日常生活の注意点,栄養,服薬)を中心とし,多職種共有のパスを用いて行った.4年間の累積患者数は109名であり,COPDと間質性肺炎の患者が8割以上を占め,在宅酸素療法患者や,栄養状態不良の患者が約半数を占めた.COPD患者9名の呼吸リハビリテーション開始前後の比較では,6分間歩行時の息切れが有意に改善していた.在宅生活支援を目的として,訪問リハビリテーションや,年2回の患者会を行った.急性期から生活期までトータルでサポートする地域密着型医療を展開するために,チーム医療が必要と考えられる.