日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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Print ISSN : 1881-7319
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原著
当院の呼吸リハビリテーションの取り組み
──包括的支援チームの結成と専門外来の開設──
岸 雅人佐内 文尾熊 洋子石月 亜由美石田 英恵石井 俊夫寺田 千代美小松 友子杉山 清子稲瀬 直彦
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2013 年 23 巻 2 号 p. 204-209

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抄録
三島社会保険病院は静岡県三島市の中核病院である.2009年度より呼吸器内科医師と理学療法士,看護師,管理栄養士等で構成される包括的呼吸リハビリテーション支援チームを結成し,同時に呼吸リハビリテーション専門外来を開設した.呼吸リハビリテーションプログラムは,評価,運動療法,教育・指導(病態,日常生活の注意点,栄養,服薬)を中心とし,多職種共有のパスを用いて行った.4年間の累積患者数は109名であり,COPDと間質性肺炎の患者が8割以上を占め,在宅酸素療法患者や,栄養状態不良の患者が約半数を占めた.COPD患者9名の呼吸リハビリテーション開始前後の比較では,6分間歩行時の息切れが有意に改善していた.在宅生活支援を目的として,訪問リハビリテーションや,年2回の患者会を行った.急性期から生活期までトータルでサポートする地域密着型医療を展開するために,チーム医療が必要と考えられる.
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© 2013 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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