日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2189-4760
Print ISSN : 1881-7319
ISSN-L : 1881-7319
原著
COPD合併肺癌における手術適応
──シャトルウォーキングテストによる運動耐容能の評価──
雪田 洋介, 安藤 守秀, 進藤 丈, 安部 崇, 白木 晶, 中島 治典, 加藤 俊夫, 伊藤 元, 日比 美智子, 武藤 義和, 狩野 裕久, 重光 希公生, 石川 義登, 川崎 成章
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2013 年 23 巻 2 号 p. 198-203

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抄録
外科的肺切除術を予定されたCOPD合併肺癌患者に対する術前評価としてのシャトルウォーキングテスト(Shuttle Walking Test; SWT)の有用性をレトロスペクティブに検討した. 2003年から2012年までの51例(男性47例,女性4例,年齢72±5歳,FEV1 1547±360ml)を対象とした.SWTの結果から算出されたpeak を用いて低リスク,中リスク,高リスクの3群に分類し,医師の裁量も考慮に入れ手術適応を判断した.肺葉切除術を予定された45例中33例,肺全摘術を予定された6例中4例に対して手術を実施した.合併症は2例認め低リスク群の1例が術後HOTを要し,中リスク群の1例が術後急性右心不全,致死的不整脈にて死亡したが,いずれも術前の予測範囲内の経過であった.COPD合併肺癌に対する外科的肺切除術の術前リスク評価にSWTは有用であり,しかも広いスペースや特別な道具を必要とせず広く一般施設で実施可能であり今後さらなる普及が望まれる.
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© 2013 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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